
この花の名前を聞くと”知らんよ”と 何度聞いてもシランよシラン(短歌のつもり)😂
1971年12月24日、まさにクリスマスイブの夜、新宿・追分交番(伊勢丹向かいにある交番)に
爆弾が仕掛けられたと言う事件があった。(Wikipedia)
以前デザイン事務所で働いていた時のこと。
私の事務所は新宿三丁目、この爆弾事故現場から男の足で15分くらいのところにあった。
事件後1ヵ月くらい経ったある日、「お仕事中すみません」と2人の私服刑事が訪ねてきた。
1ヵ月も前の事件に、新宿を1件1件歩いて聴く、こんな地道な活動をしているのかと感心した。が、
同室の男性2人(社長と彼)は、大学は違うが、たまたま2人とも学生運動の”強者”だった。
本棚にはデザインの専門書以外に真っ赤な表紙の毛沢東語録や左翼系の本があった。
臆病な私は、それが心配で何も悪いことしていないのにドキドキした。
刑事2人は部屋の中をジロジロ見渡して、
「1ヵ月前の12月24日、夕方何をしていましたか」と聞かれた。
男性陣はうまくかわしてたけど私は「12月24日なら7時頃家に帰りました」と言った。
そしたら「1ヵ月も前なのに何故そんなに時間まで覚えているのか」と矛先を急に私に向けてきた。
まるで一味を見つけたと言わんばかりの口調と態度にびっくりした。
「うちは12月24日は毎年クリスマスを家族で祝います。ケーキを買って、阿佐ヶ谷で降りる時、
網棚にケーキを忘れて、中央線の終点高尾駅まで取りに行ったので、よ〜く覚えています」と言った。
クリスマスの夜に、しかも三鷹行きでなくて高尾かあ。快速で50分はかかる。
忘れもしない、自分の間抜けさが情けなくて、最悪のクリスマスイブになってしまったのだから。
しかし、おかげで疑いは晴れた。^^
あの頃は新聞もテレビも見ない毎日だったが、
この爆発で警察官は左足切断、左手四指切断、右目失明の重傷、通行人6人が重軽傷を負った。
と言う大変な事件だったそうだ。
普段、刑事ドラマは警官側に立って書く。渡瀬恒彦も高橋秀樹もかっこいいし。
当然、刑事に心をを寄せてみてしまう。でも、あんなかっこいい刑事はいないな。
人生初めて疑われる側に立たされた経験だった。
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2023.05.02